放置系ブラック研究室。
「放置系ブラック研究室で楽しく生きるにあたって」という記事を読み激しく共鳴してみた。
詳しく書くのは憚られるのだが、私の研究室も同じような状況である。
この記事で、放置系ブラック研究室の特徴を挙げている。
・論文紹介や輪講などない
・M2になってから7回程度しかゼミをやった記憶が無い
・研究テーマが上から降ってくることがない
・教授が卒論・修論のテーマを提出の一ヶ月前まで把握していない
・研究しない
・論文(書かない|書けない)
・(研究会|全国大会|諸々)(出ない|出さない|出せない)
・そもそも何がいつあって締切りがいつとか知らない
・学生が学会に何一つ加入していない
あぁ、まるっきりそうじゃないか。。。
論文紹介は以前はあったのだが、
教授が定年退職しポスト不在になってからは自然消滅。
輪講もゼミもやった記憶ない。
研究テーマは与えられたが、
降ってきたのは膨大な量の未加工のデータがぽろっと。
GISをやる人がいないからずっと埃をかぶってたんだとか。
手順書はあるが、肝心のソフトが壊れたまま放置されてるとか。。。
やる人がいない=教えられる人もいないということで、
独力でソフトの使い方を覚えながらシステム構築をする、
そしてやったこともないDB管理も独力でという楽しいお仕事。。。
おかげでGISソフトとDBの扱い方は各所で先生に教えられるぐらい成長しましたよ。。。(涙)
ちなみにラボ組の人たち(私以外全員)は、このあたり「激務系」らしいですが詳細不明。。。
時々恨み節らしきものが聞こえてきますが、私は知らない。
後半4つなど全員共通で特に深刻。
あまりにもそういった情報が入ってこないので、ネットやtwitterづてで自分で捜索すると、
学会も研究会もいくらでもあるんじゃん、と。
そして自分一人でいろいろ出かけていく状態。
で、研究室に帰って生かそうとするも、前述の通りアウトプットの場はなし。
結果、目の前のことを片付けるための能力や周辺知識は自助努力で構築できるが、
それを研究なり発表なり生かす方法が全くないという、
研究者としては淘汰されるべき類の学生が1年経って出来上がったというわけで。
この記事では、放置系ブラック研究室での行動指針として、
・勉強会に出る
・バイトをする
・インターンシップに行く
・Twitterで技術話している人をfollowする
・はてなブックマークで面白そうな論文を捜す
・deliciousで面白そうな論文を捜す
・それを読んだらブログに書く
などを挙げており、これが非常に参考になるTips。
日頃人から教わったりアウトプットする機会がないので、
勉強会や講義のありがたみが髄までしみるというもの。
勉強会のプレゼン一つにも全力投球!講義の予習はぬかりなく!
今では学部時代とまるっきり意識が変わっている。
これはこれで、放置系のひとつのメリットではあるのかもしれない。
最後に、一番共感した一文。
これらのデメリットは全て「努力が足りない」「要は勇気がないんでしょ?」「自己責任」「ゆとり教育乙.大学院とは自ら学ぶ場所であり云々」などのワードで片付ける事も可能だが,しかし,それらの言葉は言った側が満足するために存在するのであり,言われた側は何も解決しない.
解決するために何か行動するのも一つも「学び」と思って、これからも精進しようと思う。